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川相いい仕事マガジン vol.43
発 行:川相商事株式会社
Kawai Syouji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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【知って得する雑学クイズ!】の答えは一番下↓↓
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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有期雇用に関する法改正~改正労働契約法
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こんにちは社労士の日比野です。
高年齢雇用安定法が改正されました(施行:平成25年4月1日)
これに関してご相談は、改正案成立の前から色々といただきました。
この改正案の主旨は、簡単に言えば以下のとおりです。
『厚生年金の支給が65歳からになる。年金が支給されるまで、
企業は何とか従業員の面倒をみなさい』
その概要と対応のポイントについて考えてみたいと思います。
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┃概 要
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今回の改正の骨子は以下のとおりです。
1.継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止
2.継続雇用制度の対象者が雇用される企業の範囲の拡大
3.義務違反の企業に対する公表規定の導入
4.「高年齢者等職業安定対策基本方針」の見直し
このうち、問題となるのは1.継続雇用制度に関する改正です。
これまでは、60歳で定年を向かえた者を労使協定により基準を設けることにより、
継続雇用する者を絞り込むことが許されていました。
それが、今回の改正により、選定の基準を設けることが廃止され、
希望者は全て継続雇用することとなりました。
ただし、基準の廃止には以下の経過措置が設けられています。
① 平成25年4月1日~28年3月31日 61歳以上
② 平成28年4月1日~31年3月31日 62歳以上
③ 平成31年4月1日~34年3月31日 63歳以上
④ 平成34年4月1日~37年3月31日 64歳以上
65歳までの全員雇用が完全義務化されるのは
平成37年4月以降ということになります。
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┃影響と対応を考える
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この改正による影響として一番大きいものは、
人件費の増大と生産性の低下が挙げられます。
問題となるのは、生産性の低下を招くことではないかと考えます。
定年が伸びることにより、新卒採用の抑制や管理職の年齢の高齢化の
進展などにより、人事が停滞することが考えられます。
新卒採用の抑制は、企業の先々の力を削いでいきます。
これから企業の大小を問わず海外を視野に競争力を高めていかないと
いけない中で、これは避けたいと選択だと考えます。
この夏前までは私のところへ寄せられる相談は、
継続雇用の基準が廃止されたあとでも、どのように企業からすれば
「雇いたくない人」を雇わないでおけるかという相談が多かったように思います。
それが昨今、私や仲間の社労士に寄せられるのは、
60歳以降の人がモチベーションを上げる仕組みはないか?
60歳以上の人が戦力化する方法はないかというものが増えています。
具体的には賃金制度や教育研修制度の提案が求められます。
この方向性は正しいのではないかと考えます。
そんな流れの中で、今、50代半ばの方を対象とした研修を依頼されます。
内容は、平たく言えば、キャリアデザインに関するものです。
50代の方にこれまでのキャリアを振り返ってもらい、
そして、今から数年後、60歳を超えた時に活躍してもらえるように、
今からそれぞれ各自が自覚をもって準備をしてもらおうというものです。
この取り組みの成果が、はっきりするのは、
これから5年はかかるだろうと思います。
この取り組みは、これからの時代とても大事だろうと思います。
ひとつの転機となる可能性があるのではと考えています。
この改正は、日本企業のあり方を問い直す機会になるのではと思います。
戦後、日本企業は、終身雇用・年功序列を背景に発展してきました。
平成になり、それが崩れてきました。
さて、これからどのような企業文化を築いていくか?
来年春までもう少し時間があります。
少しゆっくりと考えてみるのもいいかもしれません。
労務管理事務所 フォージョウハーフ
人事労務コンサルタント 日比野 大輔 Hibino Daisuke
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフ
【代表者】日比野大輔
【URL】http://www.4jh.jp/
【電 話】06-6945-5550
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【知って得する雑学クイズ!】の答え
ここ最近、急速に売り上げを伸ばしている
アイデア文具があります。
さてそれは以下のうちどれでしょう?
(1)針のいらないホチキス
(2)インクの減らないボールペン
(3)お腹が空いたらおやつとして食べれる消しゴム
正解は、(1)の針のいらないホチキスです。
私は知らなかったのですが、この針のいらないホチキスは、
10年以上前からある商品だそうです。
ですが、価格が数千円と高いことや、
とじれる枚数が3、4枚と少ないという理由から、
あまり売れる商品ではなかったようです。
ところが、3年ほど前に業界最大手のコクヨが、
改良を施し、とじれる枚数を10枚まで可能としました。
また、価格も1000円以下のハンディータイプを売り出すと、
いっきに販売増となり大ヒットとなりました。
針がないことで、安全面に気を使う子供のいる家庭や、
異物混入を嫌う食品工場のほか、
環境面に配慮する企業のニーズの高まりなどが、
大ヒットの要因となったようです。
個人的には、針を買わなくても、
ホチキス自体が壊れるまで使えるという経済的な点が、
一番購入意欲をそそりました。笑