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  川相いい仕事マガジン vol.134
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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   川相マガジン   e4510情報 (いい仕事情報)
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今年も早や折り返しに入りましたがいろんな事象が起きています。

6月、7月の記録的な長雨が終わり今度は
記録的な暑さ静岡県では40℃を超えました。

平行してコロナウィルスの再度の感染増加。

メディアでも救急の現場において熱中症なのかコロナウィルスなのか
見極めが大変ということが取り上げられていました。

コロナウィルスとともに熱中症への注意啓発を持続し続け、
個々の意識レベルをあげて、この難しい局面を超えていき、
その先にある明るい未来を創造したいと考えております。

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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
  社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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   with コロナ、after コロナ 雇用形態の大きな変化について
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いつもメルマガをご愛読いただき、
どうもありがとうございます。

労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています社会保険労務士の日比野です。

今回は、「with コロナ、after コロナ」により、
雇用形態がどう変わっていくのかを考えていきたいと思います。

何が危ない?気をつけるポイントはどこなのでしょうか。

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┃労使双方にとってリモートワークは都合が良い?
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このコロナで、働き方が大きく変わろうとしている。

昨日のことだ。
違う会社から採用に関する同種の質問が2件あった。

その2社共、遠隔地の社員をリモートワークを前提に、
採用したいというものだった。

1社は、システム構築会社、もう一社はECによる通販会社。
想像以上に早いスピードでリモートワーク進んでいると感じる。

前述の2社は、大阪の企業だ。
採用するのは、千葉の20代男性と広島の20代シングルマザーだという。

都会に出れない地方の求職者には、
リモート採用は、まさに福音であろう。

企業にとっても、これまではあり得なかった人材を
採用するチャンスになっている。

このリモートワーク、求職者、求人企業の双方にとり、
メリットも大きいように感じる。

この雇用形態は、コロナが収束しても、
ひとつのスタンダードになっていくと想像される。

リモートワークにより、自然、職務再編が進む。
ジョブ型雇用が否が応でも増えていくことになる。

そして、特定された(配分された)業務を、
自己完結できる人が求められる。

クオリティと納期の指示だけで、
個人で作業にとりかるような業務が増えていくだろう。

これから、経済環境は一層厳しくなると予想される。
雇用市場にどのような影響を与えるのだろうか。

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┃人件費の変動費化とジョブ型業務
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経済環境が悪化すれば、リストラは進み、
企業は人件費の変動費化を進めようとする。

いわば正社員から、非正規的人材、外注、請負契約が
増えていくが予想される。

コロナの以前、トヨタを筆頭に、終身雇用維持の難しさを吐露し、
45歳以上の社員の雇用を維持することは難しいと、

記者をあつめて表明し始めていた。
そこへこのコロナが起こった。

終身雇用の次の形態として、提言されていたのが、
ジョブ型雇用だ。

ジョブ型雇用への移行には、いくつかのハードルがあった。
そのひとつ職務記述書の整備だ。

リモートワークの推進により、業務の切り出し、標準化が進んでいる。
これは、職務記述書の作成と同様の作業である。

この業務の切り出しにより、請負に出せなかった業務、
業務委託できなかった業務が、できるようになる。

ここへ経済環境が悪化していけば、
請負契約、委託契約が増えていくとと思われる。

これは好むと好まざるとによらず、
受け入れざるを得ない変化であろうと思う。

そこで、どうすべき?

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┃長寿優良企業の請負マネジメント
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北海道の建設業における雇用形態は、独特だ。
北海道では、一人親方・請負契約の大工が非常に多い。

それは北海道では夏には家を建てれるが、
雪に覆われる冬には建設工事ができないことによる。

結果、北海道では、大工は皆、冬は失業し、
失業保険をもらいながら、雪解けを待つ。
そして、夏季に一年分を働く。

北海道の建設業では、
よくある働き方なのだそうだ。

そして、北海道の大工は、どうしても収入が安定しない。
結果、北海道の大工は、他人の家は沢山、建てるが、
結局、自分の家は建てれないと、ボヤくのだそうだ。

北海道のとある優良建設業の話だ。
同社にはキャリア30年を超える一人親方たる大工が多数在籍する。
同社は、仕事は丁寧で、良い仕事をすることが売りの長寿企業だ。

同社の社長はこう言う、
うちほど、冬に一人親方の仕事を探すことに一生懸命な会社はないと。
大工の安定した収入を確保してやりたいのだと。

大工が家を建てたいと言い出せば、
銀行に掛け合って、住宅ローンを組ませてやるのだそうだ。

同社のベテラン大工に聞いてみた、
「どうして40年もこの会社の仕事を受けるんですか?」

ベテラン大工は、タバコの煙を吐き出して、
「口惜しいからさ、言いたかねぇけどさぁ。
 社長のことが好きだからね。理不尽なことも言われるけど、
 頼むなって言われたら、つい、わかりましたって言っちゃうもん」

「社長は、俺たち以上に、俺たちのことを考えてくれてるもんね」と、
 遠くを見て、何かを思い出しながら、そう語ってくれた。

成果主義は、短期的に企業に利益をもたらす。
中期的には企業の体力を損なう。専門家なら誰もが知っている常識だ。

ジョブ型雇用、リモートワークの流れは不可避だ。
さて、そこでどうすれば良いのか?

この展開、歴史の中で何度も経験してきたことだ。
初めてのことではない。答えは、ネットの中にも、書店にもない。

同社の経験の中にあるのではないか。ヒントは、
ベテラン社員の思い出話にあるのかもしれない。

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リモートワーク、ジョブ型雇用の推進にともなって、
どのようなことを気をつければ良いかを、整理して、
今後、気をつけるべきポイント、方向性についてお話ししようと思います。

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