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  川相いい仕事マガジン 臨時増刊号
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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【知って得する雑学クイズ!】の答えは一番下↓↓

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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
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    臨時特別号  「政令26業種の取扱い」
    ~みなし派遣の問題に備える~
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労働者派遣に絡み、混乱を招きそうな改革が審議されています。
いわゆる政令26業種に関する適用についてです。

そもそも労働者派遣は、臨時的需要に対して、期間を定めて行うか?
特殊専門技術をもつ一匹狼タイプには、無期限で行うか?
そういうケースで派遣という労働契約を許可するというが本来的な考えです。

先の政令26業種とは、いわゆるスペシャリストとして、
無期限で派遣されている人達です。

ホワイトカラーのオフィスで、世間一般的に「派遣」とよばれる人達の多くは、
この26業種のうち専門5号業種と呼ばれる「5. 事務用機器操作」と呼ばれる
業務に従事する人で、これまでは、一匹狼として生きていける専門性をもった
スペシャリストとして、無期限で派遣されてきた訳です。

この5号業務とは、習熟に時間を要し、高度な専門性を必要とする「操作」と考えられ、
お茶くみや郵便物の仕分けなどの庶務業務は、含まれません。

さて????

この5号業務が専門的な業務だという認識はおかしいと感じているのは
少数派ではないと思います。
しかし、このオカシイという感覚はこれまでは、「見て見ぬふり」をされてきました。

好景気で、みんなが「見て見ぬふり」をしてきたのだと思われます。
どうやら見て見ぬふりでは通らなくなりそうな気配です。

その対策について考えてみます。

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┃行政に指摘されたらどうなるか
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行政から、この派遣は不適切だと指摘された場合にはどうなるのでしょうか?

実際の場面では、おそらくは、従事している業務のうち、
その多くは、「専門26業種以外の雑務」や一般事務であり、
「26業種にあてはまらない疑いがある」と指導されると思います。

ここでは、是正指導という行政行為で「法違反の疑いを指摘」され、
自主的な改善をまずは求められると考えられます。

自主的な改善だからと言って、適当にほうっておくと結局は追って厳罰がきますから、
対応に猶予を与えられただけと認識すべきで、
それこそ、取り返しのつかない事態に発展することもあります。

どのような改善をするのか?選択肢は3つ。

1.正社員として雇い入れる。

2.専門業務以外は従事させない。

3.派遣を中止する。

これは、難題です。

しかし、是正指導が入れば、答えは出さねばなりません。
解は、どの方向で探って行けば良いのでしょうか?

それは、各社ごとに違うでしょう。
社会情勢等も横目で見ながら、各社独自に今から考えていく必要がありそうです。

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┃対策の方向性
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そもそも是正指導等の行政介入は、
その多くは労働者からの内部告発によって行われます。

不適切な表現かもしれませんが、派遣労働者が満足していれば、
行政介入の問題は起こりにくいのです。
その起こりにくい状態を作ることが、唯一の方向ではないかと私は考えています。

風邪の治療に喩えるなら、風邪をひいてから治すのではなく、
ひきにくい身体を作ることだといえます。

私見の域を出ませんが、この問題の解決の一つとして、
派遣社員から正社員への登用の窓口を開き、
その登用の基準を明確にすることだと思います。

派遣社員の不安・不満の一つとして、一番大きなのは、将来に対するそれです。
このままの「私の生活・キャリア」はどうなるのだろうというもの。

しかし、ここで働けば、その不安が解消されるという希望があれば、
全く変わってきます。

今後は、派遣の活用は正社員に登用する事を念頭に置いて行く必要が
あると思われます。
具体的には、派遣を受け入れの際、出来るだけ優秀な人材、自社の
仕事にマッチした能力を持つ人材を登用していく必要があると思われます。

勿論、派遣社員を派遣先企業が選ぶ事は法に抵触します。
ですから、より良い人材をもつ、または、人材を育成できる
派遣会社を見つけていく必要があると思われます。

 

   労務管理事務所 フォージョウハーフ
   人事労務コンサルタント 日比野 大輔  Hibino Daisuke
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 「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフ
  【代表者】日比野大輔
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