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  川相いい仕事マガジン vol.21
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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【知って得する雑学クイズ!】の答えは一番下↓↓

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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
  社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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    社労士は、経営者側?労働者側?
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こんにちは、社労士の日比野です。
時々、私が社労士だと言うとこんな事を聞かれます、

「先生は、経営者側ですか? それとも労働者側ですか?」
社労士になって10年、この質問は数えきれないくらいされました。

その度に私は困ってしまいます、
そして、「どちらでもないです」って答えると、

怪訝な顔をされたり、時には社労士の先輩からは、
儲け主義に走って、誠実さがないと言われたこともありました。

しかし、最近では、「このどちらの敵でもないです、両方の味方です」と
自信を持って答えられるようになってきました。

ここには、社労士という仕事、労務という仕事の独自さがあります。
今日はこのあたりの話を進めてみたいと思います。

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┃労使紛争の理想的な解決
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弁護士は、その活躍の場は法廷であり、相手からどれだけ多額の損害賠償を
勝ち取るか?または、それを如何に小額に抑えるかが勝負となります。

争いの原因が交通事故や離婚であれば、これでも良いのでしょうが、
労務に関する争いではこのようにはいきません。

通常の裁判では、被告と原告の関係は、裁判に突入する時には、もう破たんしており、
裁判終了後には、互いに顔を合わせることもないというケースがほとんどだと思います。

しかし、労使紛争の場合にはそうはいかない。

裁判終了の翌日、その相手方と職場で顔を合わせます。
たとえ、退職した社員との争いでも、その社員の仲の良い同僚が職場にいるわけです。

そうなると損害賠償を値切れば良い、高く請求すれば良いというものでもないのです。
自然、労使紛争の解決の方向性は、限られてきます。

会社の目的は、事業の発展ですから、そこのどのように影響するかを考えねば
ならないのです。すると必然的に如何に円満解決するかという方向性が出てきます。

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┃社労士は、どちら側か?
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会社は、ヒト・モノ・カネで成り立つと言われます。
そのうち大事なのがヒトであり、それこそ、社員全員がやる気満々の会社で
業績が低いということはあり得ません。

社労士の仕事は、顧問契約で行われ、
顧問料は、事業所の人数で決まることが多いようです。

組織が発展して大きくなれば、社労士もその恩恵を受けるわけです。
自然、社労士は、根本的にはどうすれば組織が発展するかを考えます。

そう考えると社労士は、必然的に円満解決を志向するようになります。

社労士は戦うことを前提とするのではなく、いかに組織が順調に発展するかが、
命題となるわけで、経営者側か?労働者側か?と言われるとなかなか難しい訳です。

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┃裁判や法廷に行こうとする弁護士には?
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こんな事を言うと怒られるかもしれませんが、労務問題ですぐ訴訟に行こうとしたり、
それを前提として、相手方と交渉する弁護士の人がいると、
その人は、労務についてのご経験が浅いのではないか?と感じてしまいます。

法廷へ交渉のステージが移ると通常は解決まで、年単位の時間を要します。
その間、社員はその様子を見聞きする訳ですから、社内の雰囲気は良くはありません。

メンタルヘルスのセミナーをすると、終了後に法的なリスクや解釈についてご質問を
頂きますが、大事なことは、裁判で負けるか?勝つかではありません。

うつ病で退職した社員と会社が裁判をして、会社が負けるとつらいですが、
勝ったところでまた、マイナスしかないのです。

労使の間に何か不穏な空気が出てきたら、まず、法律とは関係のないところで、
話をするべきなのかなと思います。

社労士会では、社労士の法廷進出を目指そうという動きもありますが、
裁判に事態が進んだ時点で、社労士としては反省すべきところです。

そう思えることが、社労士の存在価値でもあると思ったりします。
社労士は労使のどちら側でもないのが、大事なポイントなのかと思います。

 

   労務管理事務所 フォージョウハーフ
   人事労務コンサルタント 日比野 大輔  Hibino Daisuke
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 「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフ
  【代表者】日比野大輔
  【URL】http://www.4jh.jp/
  【電 話】06-6945-5550
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   川相マガジン   e4510情報 (いい仕事情報)
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【知って得する雑学クイズ!】の答え

「2010年の中国のGDPが日本を抜き世界2位になる事が確実に」
と言うニュースが流れました。日本人としてはちょっと寂しい気持ちですね。

少し前にドイツが中国に抜かれたと思ったら、あっと言う間に日本も
抜かれちゃいました。なのでGDPの世界ランキングは、
アメリカ、中国、日本、ドイツの順になります。
ところでGDP世界5位ってどこの国か知ってます?

(1)ロシア
(2)ブラジル
(3)フランス

正解は、(3)のフランスです。(※2009年のデータ)

ちなみに、ロシアは12位、ブラジルは8位です。
意外にロシアって低いですね?大国ってイメージがあったのですが、
経済規模は大した事ないようです。

ブラジルも、まだまだ日本をおびやかすまでは行かないですね。
ただ、ロシアもブラジルも成長率はまさに右肩上がりの勢いがあります。
さすが、BRICs(ブリックス)に入っているだけありますね。

他の、BRICs(ブリックス)であるインドは11位です。
GDPランキング5位はフランス、6位はイギリス、7位はイタリア。

4、5、6、7位ともヨーロッパの国ですが、新興国の勢いからすると、
日本のようにあっと言う間に抜かれそうな気がします。

ですが、実は新興国ほどではないのですが、
アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、イタリアはいずれも、
この30年、右肩上がりでGDPが成長しています。

GDP上位の国で唯一日本は、この15年程は踊り場状態です。
そして、この2~3年は不況により、落ち込みました。

他の先進国も一時落ち込みましたが、力強く回復しています。
日本だけは、ゆるやかな回復と言った感じです。

日本人は、長らく世界第2位の経済大国として、豊かな生活を
謳歌して来ました。そして慢心してしまいました。

今こそ心機一転、日本人の底力を復活させて、
また世界の経済をリードする時ではないでしょうか!