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  川相いい仕事マガジン vol.97
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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   川相マガジン   e4510情報 (いい仕事情報)
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当社は、現在、改正派遣法の求めるキャリアアップ教育訓練を行っています。
ただ、派遣法対応だけを目的にしているのではなく、優秀な人材の獲得、
管理力アップ、業務遂行力アップ、リーダー、キーマンの育成などを目的として
社員、スタッフにも教育訓練を行っています。

その結果、会社、現場力の底上げが少しづつ上がってきている事が様々な
数字ではっきりと現れるようになりました。

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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
  社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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    働く環境について考える
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いつもメルマガをご愛読いただき、
どうもありがとうございます。

労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています野波と申します。

8月になりますます気温が高くなっております。

特に都市部では、「昔はこんなに暑くなかったのに」という声を
よく耳にします。

専門的なことは詳しくないですが、
地球の環境が少しずつ変わってきているように感じます。

そこで、本日は、働き方改革に向けた方法の一つ、
デスクワークの業務の際の「働く環境」について、テレワークを中心に
取り上げてみようと思います。

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┃行政が力を入れる「テレワーク」
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テレワークとは、
情報通信技術を使って時間や場所を有効に活用できる働き方を指します。

ですので、業種に関わらず、コンピュータを使用した業務の場合には
テレワークが導入しやすいと言えます。

業種によってはすでに当たり前になっている働き方かもしれませんが、
総務省「平成27年通信利用動向調査」によると、

テレワークを実際に導入している・導入予定の会社様は、
合わせて2割程度に留まっているようです。

テレワークを導入する際の費用を一部助成する「職場意識改善助成金」
によってテレワークを導入する会社様を後押ししています。

経済産業省や総務省なども2020年の東京オリンピックの際の混雑回避策として
「テレワーク・デイ(7月24日)」を定め、期間中テレワーク実施への協力企業を
募集しています。

2017年においては実施2週間前の時点で参加団体数は
合計648件(※一部重複あり)となっています。

総務省はさらに「ふるさとテレワーク」という名の元で北見市や富士見町、
白浜町や鳥栖市などの地方へ、生活支援ツールを導入するなど
動き始めています。

総務省のデータ上では2割程度にとどまっていますが、
行政は確実に、現状を打破し「一億総活躍社会」の実現のために
テレワークを推進しているといえます。

今の環境の変化をみると、社会における「働き方」は今後少しずつ
変わっていくのかな、と感じます。

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┃テレワーク導入の前に知っておきたい問題点
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在宅に限らず、社外で作業をする制度には、
導入、労働時間の把握、安全衛生(健康面)、人事管理、コミュニケーション、
機密情報の取り扱い…など、様々な心配があるかと思います。

なかなか、運用までに果てしない道のりがあるように見えますが、コンピュータを
使用するデスクワーク等の業務であれば、近年のネットワーク技術やクラウド化、
ソフトウェアの向上により、そのハードルは下がっているように感じます。

サントリーは、在宅勤務を1週間の営業日のうち半分、10分からスポットで
取得できるような制度として導入しているという報告があります。

全日空の報告でも、日勤デスクワーク部門の一部で
テレワーク(週1回、月4回まで)を導入しています。

とある電気設備設計施工会社では、工事部門を含む全部署を対象に、
企画提案から見積もり等の資料作成業務についてテレワークを実施しています。

在宅勤務は終日制(みなし勤務)、時間制、緊急制の3種類あり、
実施頻度に関しては週に1回程度となっているようです。

テレワークのできる期間に上限を設けることによって
コミュニケーションが疎遠になることを防いでいるような感じもします。

実施頻度についても週1回から週の半分程度が上限となっており、
人事評価は通常勤務従業員と同様となっています。

機密情報の取り扱いに関してはリスクとなり得ることもあり、
全日空では機密情報を扱う部署は現時点で実施不可となっています。

総務省によってもガイドラインが提示されていますので、
これから導入をご検討しようという方はぜひご参照ください。

「テレワークセキュリティガイドライン(第3版)」
http://www.soumu.go.jp/main_content/000215331.pdf

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┃環境で起こる変化
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効率や、働く姿、表情など
どのような状態が、パフォーマンスが高まっている状態なのかというのは、
人によって、会社様によって千差万別だと思います。

教育機関で働いていた時にも、同様のことを感じました。

一人で黙々と勉強を進める、
一見遊んでいるように見えて、コミュニケーションを通して学びを深める、
適宜スタイルを切り替える。

いろいろなスタイルがあるのだなあと感じました。

そのスタイルを個人個人が貫きすぎることが
必ずしもいいことではないということも感じます。

だから、定期的な席替えや、集中する作業と協力する作業で
極端に偏らないように、何かしら、工夫することが必要でした。

これはあくまでも教育機関の話でしたが、
社会の中でも、テレワークまでいかないまでも、

オープンスペースを皆で使用する「フリーアドレス」の導入や業務効率を
考慮したレイアウトの工夫などに取り組む会社様も増加していると耳にすると、
会社様によって、力が発揮されやすい環境を求めていらっしゃるのだと感じます。

テレワークの1つの利点として、「環境が変わる」ということが挙げられます。
それでは、働く環境が変わると、どのような効果があるのでしょうか。

配置を変えることで、整理整頓の効果も期待できますし、
さらに、自然と集中できる仕組みやコミュニケーションが生まれるような
仕組みを配置によって作ることも可能だそうです。

植物を置いたら、集中力が上がったという報告もあります。
天然の緑が目に入ると心や体にもさまざまな変化をもたらすことも、
近年の実験で確かめられているようです。

意識的な働きかけに限界を感じてしまったら環境を少し変えてみる、
というのも一つの工夫かもしれません。

このような、環境のほんの小さなひと工夫によってもたらされる変化や新鮮さが
バタフライエフェクトとなり、何かが変わるきっかけの一つになるかもしれません。

 

  労務管理事務所 フォージョウハーフ
  労務コンサルタント 野波
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