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  川相いい仕事マガジン vol.99
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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   川相マガジン   e4510情報 (いい仕事情報)
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来年の4月に迫る「労働契約法」による5年の無期転換。
来年の10月に迫る「労働者派遣法」による3年の抵触日。

いずれも、未だに、多くの派遣会社がこの「無期化」という問題に
足踏みをし、躊躇している現状があります。

川相商事では、2010年に非正規で働くスタッフのステップアップを
サポートする本格的ビジネススクール『創喜感働塾』開講し、
職場のリーダーとして活躍出来る人材の輩出を行ってきました。

また、2015年4月からは、さらに多くのスタッフに無期雇用社員へと
ステップアップをして頂くための仕組み、「SS社員制度」をスタートさせました。

現在、現場では、多くのスタッフが活躍しています。

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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
  社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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    心の健康について―メンタルヘルス不調のケア―
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いつもメルマガをご愛読いただき、
どうもありがとうございます。

労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています野波と申します。

前回のメールマガジンから引き続き、「健康」に焦点を当ててお届けして
おりますが、今回は、「心の健康」について、取り上げてみようと思います。

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┃増えるメンタルヘルス不調
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近年では、身体的健康の他、メンタルの健康への配慮についても
注目が集まりつつあるようです。

メンタルヘルス不調という問題は体調不良、欠勤、長期休職や離職のほか、
モチベーションや業務パフォーマンスの低下、事故・トラブルなど、
様々な面への波及が考えられますので、軽視できない問題となっています。

今年9月に発表された労働安全衛生調査(実態調査) 結果(※1)によると、
約60%の人が、仕事に関して強いストレスと感じる事があると答える結果に
なっています。

強いストレスの内容(複数回答)を見てみると、
「仕事の質・量(53.8%)」「仕事の失敗・責任の発生等(38.5%)」、
「対人関係(セクハラ・パワハラ含)(30.5%)」であるとのことです。

さらに、過労等の労災補償状況の報告(※2)によると、
脳・心臓疾患による労災の請求件数は825件と前年と比べ増加しており、
精神障害による労災においては、請求件数が1,586件と過去最多と
なっているようです。

(※1)  厚生労働省 平成28年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/h28-46-50b.html
(※2) 厚生労働省 平成28年度「過労死等の労災補償状況
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000168672.html

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┃面談に期待するストレス軽減効果
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今年9月に発表された平成28年 労働安全衛生調査(※1)によると、
仕事に関するストレスについて相談できる相手がいると回答した労働者は約90%。

年齢は低いほど相談相手がいると答える割合が高くなっています。

ストレスを相談できる相手(複数回答)としては、
「家族・友人(84.8%)」、「上司・同僚(71.3%)」となっています。

実際に相談した労働者のうち、ストレスが「解消された」労働者の割合は31.7%、
「解消されなかったが気が楽になった」という労働者の割合は60.3%となっています。

実に、ストレス解消・気が楽になるという人が9割に上っています。

以上の厚生労働省のデータを見ると、相談の効果が期待できると言えます。

厚生労働省は、メンタルヘルスケアとして、

(1)セルフケア
(2)ラインによるケア(管理監督者による面談・対応等)
(3)産業医・衛生管理者・人事労務スタッフ等によるケア・企画立案等
(4)専門家等によるケア

の4つを推進しています。(※3)

会社の中でできるケアとしては、セルフケアの支援および(2)~(3)のケアになると
思いますが、特に重要なのは(2)のラインケアなのかもしれません。

(※3) 厚生労働省 職場における心の健康づくり
~労働者の心の健康の保持増進のための指針~ 平成29年 3月
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000153859.pdf

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┃タテヨコナナメのコミュニケーション
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相談にストレス軽減の効果があるなら、
相談の機会を増やすということも良いかもしれません。

先の調査によると、約9割の人が「仕事や職業生活に関するストレスについて
相談できる相手」が誰かしら「いる」と答えました。

しかし見方を変えると、「相談できる相手がいる」と答えなかった人が約1割いる、
ということになります。

相談というアクションにつながれば、早い段階でのケアも可能ですが、
人に相談しない人・相談できないタイプの場合はメンタルヘルス不調の表面化が
遅れがちです。

というより、そもそも不調が表面化する前に予防することが一番の理想です。
ストレスにどう気づくか。

会話を通して感じることができる部分、行動の様子を通して感じることが
できる部分も、少なくないかもしれません。

ストレス蔓延をどう予防するか。

「タテだけでなく、ヨコやナナメで結びつける仕組み」に糸口が
あるような気がします。

 

  労務管理事務所 フォージョウハーフ
  労務コンサルタント 野波
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