Vol.46【安全衛生管理について】

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  川相いい仕事マガジン vol.46
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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【知って得する雑学クイズ!】の答えは一番下↓↓

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    安全衛生管理について
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今回は、安全衛生管理について、考えてみたいと思います。

そもそも会社には、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて、
従業員の安全と健康を確保する義務があります(労働安全衛生法3条)。

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┃安全と健康についてどんな措置が必要か?
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具体的には、従業員の「危険又は健康障害を防止するための措置」を
講じなければならないとされています(労働安全衛生法20条~25条の2)。

では、どんな措置を講じればいいのでしょいうか?

たとえば、安全については、機械等による危険、発火性の物等による危険、
電気等による危険を防止する措置などです。

また、健康障害については、ガス、蒸気、粉じん等による健康障害、高温、
低温、騒音、振動等による健康障害、排気、排液又は残さい物による健康
障害を防止するための措置などです。

さらに、従業員を就業させる作業場について、通路、床面、階段等の保全や
換気、採光、照明、保温、防湿、避難及び清潔に必要な措置などを講じなけ
ればならないとされています。

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┃経営者や管理職に求められる役割は?
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さて、法律上の義務はわかりました。

で、具体的に何をすればいいの?って話です。

全国で、毎年多くの企業で労災事故が生じています。

労災事故が起こるということは、災害にあって、障害を負ったりする従業員
がいるということで、そんな不幸な事故が後を絶たないということです。

ここで、会社の経営者や管理職の役割は何なんだろうと考えてみますと、
従業員を活躍させることとともに、「従業員を不幸にしない」というのも
重要な役割だと考えます。

そうすると、法律に、「従業員の危険や健康障害を防止するための措置」を
しろと書いてあるけれど、具体的に何をすればいいのかよくわからないから、
とりあえず放っておくという対応では、従業員に労災事故が生じて不幸に
なった場合、その不幸の間接的な原因は、経営者や管理職が生み出したと
言えるでしょう。

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┃従業員を不幸にしないために
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では、従業員を不幸にしないために、危険や健康障害を防止するための措置
として、どのような活動をしたらいいのでしょうか?

職場の危険や健康障害について、一番よく知っていて、気にかかっているのは
そこで働いている従業員の方々でしょう。

そこで、職場の危険や健康障害については、従業員の方々を中心にして、
防止活動をしていくのがいいと考えます。

具体的には、職場の部署ごとに安全防止のチームを作って、安全防止に関して
気になっているところ、ヒヤリとしたことなどについて、できるだけたくさん
意見を出してもらいます。

その後、出た意見をグルーピングしてまとめます。

その中で、取り組むべきプライオリティ(優先順位)を決めます。

優先的に取り組むと決めた安全に関する措置について、チームで目標と期限と
役割分担を定めて、取り組んでいきます。

その際、成果の発表の日を定めて、必ずチームで発表するようにすると、
チーム同士で、いい意味での競争心が湧きますし、主体的なアイディアも
出やすくなると思います。

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┃チーム活動の活用法
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安全管理だけでなく、チームを作って、何かの課題に取り組むことは、
実は、リーダーを養成するための教育には最適です。

リーダーを養成しようと思って、「こうするんですよ」と教えても、
リーダーは育ちません。

実際のチーム活動の中で、みんなが課題に主体的に取り組んでくれない現実に
直面して、「どうやったらみんなが我が事として、一緒に取り組んでくれるのか」
を真剣に考え、ああでもない、こうでもないという試行錯誤の中で、つかんで
いく必要があります。

安全管理についてチームで取り組みたいので、具体的なやり方を教えてほしいと
いうご希望があれば、弊所でも安全管理研修を実施しておりますので、
ぜひお問い合わせくださいませ。

以上、今回は、安全衛生管理の中でも安全を中心に考えてみましたが、安全管理
をきっかけに、チームで衆知を集めて、相乗効果で成果を出していく仕組みを
取り入れていくといいのかもしれませんね。

 

   労務管理事務所 フォージョウハーフ
   人事労務コンサルタント 日比野 大輔  Hibino Daisuke
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 「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフ
  【代表者】日比野大輔
  【URL】http://www.4jh.jp/
  【電 話】06-6945-5550
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【知って得する雑学クイズ!】の答え

この所、北朝鮮の核実験や領土問題など、近隣諸国との
関係が緊迫した状況となっていますが、それぞれの国の
防衛力がどれ位あるのか気になりませんか?
次のうち、各国を防衛費の高い順に並べた物で正しいのはどれ?

(1)中国>韓国>日本
(2)中国>日本>韓国
(3)中国>北朝鮮>韓国

正解は、(2)の中国>日本>韓国です。
※ストックホルム国際平和研究所2010年度調べ

各国の防衛費の支出は、
1位、中国 1,143億ドル
2位、日本 514億ドル
3位、韓国 242億ドル
*位、北朝鮮 不明
となっています。

徴兵制もある韓国が日本より防衛費が少ないのは、
意外でした。

これが全世界となると、
1位、アメリカ 6,871億ドル
2位、中国 1,143億ドル
3位、フランス 612億ドル
4位、イギリス 574億ドル
5位、ロシア 525億ドル
6位、日本 514億ドル
となります。
アメリカが圧倒的ですね、しかし日本も意外と上位です。

ちなみに、(3)中国>北朝鮮>韓国は軍人数の順です。
軍人数の順は、
1位、中国 228万人
2位、アメリカ 156万人
3位、インド 132万人
4位、北朝鮮 119万人
5位、ロシア 95万人
6位、韓国 65万人
となります。
日本は、22位の24万人です。

それにしても、日本は憲法で恒久の平和を謳っているのですが、
それでも現実、国防力をある程度保持する必要があるのでしょうね。
とても残念な事です。