Vol.137【リモートワークに必須の「見える化」】

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川相いい仕事マガジン vol.137
発 行:川相商事株式会社
Kawai Syouji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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川相マガジン   e4510情報 (いい仕事情報)
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今年に入り世界中がコロナ禍で大変な状況になって
1年が経とうとしています。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策をおこないながら、現場では
当社従業員が日々、最大限の注意を払って作業にあたっています。

その結果、現場では、クラスターが発生する事もなく、生産も滞りなく
進める事ができ、取引先企業様からも感謝の言葉を頂いています。

社内では、システム導入により、デジタル化、スリム化、効率化など
改革も進んでいます。

現在も油断ができない状況ではありますが、
社員一同、一致団結して邁進していきます。

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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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◆◆リモートワークに必須の「見える化」
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いつもメルマガをご愛読いただき、
どうもありがとうございます。

労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています酒井と申します。

コロナで、さまざまな変化が押し寄せた2020年がもうすぐ終わります。
みなさんの働く環境はどのように変わったでしょうか。

働き方の大きな変化に「リモートワーク」の普及があります。

緊急事態宣言が発令された春頃は、感染防止を最優先に、
準備もままならない中、多くの企業でリモートワークが決行されました。

年末を迎えた今、この数ヶ月で急速にツールが普及し、
ノウハウが蓄えられてきたように感じます。

一方、長期的にはどのように運営していくべきなのか。
戸惑いの声もよく聞かれます。

今後、私達の働き方の一つのスタンダードとなっていくであろう
「リモートワーク」。

リモートワーク導入で、生産性を上げて成果を出すためには
どうすればいいのか。

スタッフがやりがいをもって活躍するにはどうすればいいのか。

有効な対策が「見える化」だと言われています。
今、とり組むべき「見える化」を今回はご紹介したいと思います。

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┃リモートワークのメリット・デメリット
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実際にリモートワークを実施してみて、
「やってみて分かった」いろいろな声が聞かれています。

メリット、デメリットでまとめてみました。

【メリット】
①生産性が上がった(通勤時間が削減)
②移動時間の解消(顧客との接触機会が増加)
③プレイングマネージャーの生産性向上
④労働時間帯の変化(夜型から朝方へ)
⑤メンタルヘルスに好影響

通勤時間からの開放は、多くの人が感じたメリットではないでしょうか。

また、煩わしい人付き合いが減って、気が楽になったという声も
多く聞かれました。

移動せず、リモートツールで商談することが出来るので、
顧客との接触機会が増えたという企業も多いようです。

【デメリット】
①雑談の減少(雑談はイノベーションの源泉)
②疎外感(帰属意識の低下)
③成果の格差(出来る人、出来ない人の格差)
④中長期的には生産性が低下(マネジメントの機能不全)

戸惑いの声としては

「リモートで出来る仕事と出来ない仕事の切り分けができない。」
「時間や進捗を、どう管理していいかわからない。」
「リモートのスタッフが何をしているのか把握できない。」

そして、多く聞かれたのが
リモートのスタッフが「疎外感」を感じるという問題。

つまり、リモートワークを運営していくには
●長期的に生産性を上げる
●良好な人間関係を維持していく
事が鍵になります。

その為には「見える化」が必須と言われています。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃何を「見える化」するか?
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リモートワークの為に「見える化」すべきは
大きく以下の3つです。

①仕事調べ(業務の見える化)
②進捗の見える化
③成果の見える化

【①仕事調べ(業務の見える化)】

リモートワークを実施する場合、仕事の切り分けが出来ている事が
大前提になります。

1つの仕事を、受注から納品まで完結できる、習熟したスキルをもった
スタッフならば仕事を任せきることも出来るのですが
多くの場合、そうもいきません。

その場合、リモートワーク時に、何の業務をするのか、
明確にしていく必要があります。

仕事調べは、とにかく、全ての業務を書き出していきます。
そしてエクセル等で表にしていきます。

チーム、部署ごとで実施する事が有効です。
全ての仕事を書き出しきったら、それぞれの仕事について
以下の2点を書き込んでいきます。

●チームの中で、誰がその仕事を出来るか。
●標準所要時間

そうやって作成した業務一覧をベースに、
リモートワーク中の業務を明確にします。

【進捗の見える化】

スケジュールと、仕事がどこまで進んだかを共有します。
エクセルや、スプレッドシートで管理されている企業も多いかと思います。

ここでのポイントは、

『スタッフの名前を明記すること。』
「誰が」「どこまで進んでいるか」がひと目で分かるようにします。

この目的は、お互いに助け合いを起こさせる事です。
先述の「疎外感」への対策です。

【成果の見える化】

成果の見える化には、何を「成果」とするか決める必要があります。
営業職のように、達成目標がある場合もありますが、
多くの場合、成果がわかりやすく数値化されているとは限りません。

会社、チームとして追いかけていくべき数字は何なのか。
KPI(重要経営指標)を探す事をお勧めしています。

リピート率、コンバージョン率等、
業種によって、さまざまなKPIがありますが
「時間あたり採算(タイムチャージ)」や「固定費」などは
どの業種でも追いかけやすい指標です。

いくつかKPIを定めたら、その推移をリスト化し
見える化します。

ポイントは、試行錯誤をしていく事です。
何がKPIか、どんな表が分かりやすいかは、
一度では決まらないものです。

まずはコレと決めて、数字をおいかけながら、
分かりやすい表、KPIを探っていきます。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃PCは見える化の最大の敵
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さて、そもそも「見える化」されている状態とはどんな状態なのか。

「一瞬で、ひと目で、その状態が、自分にも、他人にもわかるようにする事」
と言われています。

製造業のような、成果が具体的に物として見る業種は、
「見える化」しやすいと言えます。

一方、デスクワークは具体的な成果がひと目ではわからない為、
製造業のようにはいきません。

中でも、PCは、他者から何をしているかが見えないため、
見える化が非常に難しいのです。

「リモートワーク」では、PCでの業務が中心です。
「見える化」実現のためには工夫が必要になってくるのです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃朝礼実施で「見せる化」の機会を作る
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もともと「見える化」が難しいPCを使って、リモートで業務を行うには、
「見える化」だけでなく、それを、確実に共有する「見せる化」が必要です。

リモートでなければオフィスの壁に大きな表を張り出したり、
見せる化に特化した大きなモニターを設置するなど物理的に
「見せる化」が出来るのですがリモートワークではそうはいきません。

そこで、強くお勧めしているのが「朝礼の実施」です。

1日1回、チーム全員が揃ってオンライン上で顔をあわせる。
お互いの声を聞いて、進捗を確認し、共有する。

リモートワークで問題となる「疎外感」を克服するためにも
意識的に、コミュニケーションの場を作ることが有効です。

いままで実施していなかったチームが朝礼を実施するのは
少しハードルが高く感じる点もあるかもしれませんが
1日3分で十分効果的です。

また、朝礼に限らず、昼礼、夕礼でもかまいません。

是非、現状のチームで、どのようにしたら朝礼を取り入れられるか、
検討されてみてはいかがでしょうか。

変化には戸惑いがつきものです。
しかし、変化は大きなチャンスでもあります。

「リモートワーク時代の到来」は、社内の業務やマネジメントを
見直す事で「筋肉質の組織に生まれ変わるチャンス」になると
言えるのではないでしょうか。

弊所では、リモートワークに特化した
●「見える化」研修
●「マネージジメント」研修
をご用意しています。

興味のある方は、弊所までお問い合わせくださいませ。
労務管理事務所フォージョウハーフ
support@4jh.jp

労務管理事務所 フォージョウハーフ
労務コンサルタント 酒井
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