Vol.146【元気に夏を乗り切るには】

◇◆◇===========================◇◆◇
川相いい仕事マガジン vol.146
発 行:川相商事株式会社
Kawai Syouji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 https://e4510.jp/
◇◆◇===========================◇◆◇

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
川相マガジン   e4510情報 (いい仕事情報)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

いつもメルマガをご愛読いただき、誠にありがとうございます。

弊社では現場力向上の取り組みの1つとして、
職場改善活動を行っています。

5月から第5回目の改善キャンペーンがスタートし、
今回は767件の改善案が提出されました。

https://www.kawai-g.com/info/kaizen_no5_kekka/

現場主義の権威、遠藤功氏の著書「現場論」において、“現場力”は

1.保つ能力
2.より良くする能力
3.新しいものを生み出す能力

この3つの能力で形成されている、とあります。

弊社はこの中の「より良くする能力」を高め、現場の生産性向上や
安全性向上等の改善活動が日常的に行われている組織を目指しています。

——————————————————————–

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
──────────────────────────────────

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
元気に夏を乗り切るには
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□

いつもメルマガをご愛読いただき、
どうもありがとうございます。

労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています石橋と申します。

コロナ禍で迎えた二回目の夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年も連日暑い日が続き、
感染症対策に加えて熱中症対策も不可欠になっています。

室内でも熱中症にかかると言われているため、
職場においても工夫が必要になってきます。

今回は、「今どきの職場における熱中症対策」について
考えてみようと思います。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃熱中症はなぜ起こるのか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まずはじめに、熱中症が起こるメカニズムをみていきましょう。

人間は体温が上がった時、次の2つの方法で体温を下げています。

①皮膚の表面から空気中へ熱を放出する
②汗が蒸発するときに熱を奪うはたらき(気化熱)を利用して熱を冷ます

この2つの方法をうまく組み合わせて、日ごろ体温調節をしています。

しかし、気温が体温を上回ると、
空気中に熱を放出するのが難しくなります。

よって、①の方法はうまく作用しなくなり、
体温を下げる方法が②の発汗だけになってしまうのです。

2つある手段が1つになると、もちろん体温を下げる効率は悪くなります。

さらに②の発汗も、気温・湿度が高くなると、ただ汗が流れ落ちるだけ
となり、気化熱による体温調節もうまくできなくなってしまいます。

よって放出できない熱が体内にこもり、熱中症が起こります。

つまり、異常に暑い環境で熱の放出ができなくなってしまい、
熱中症が起こるのです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃昔より熱中症が増えた?
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

毎年5月ごろ、気温が上がってくると、
熱中症で救急搬送されたというニュースを目にし始めます。

ここ数年、熱中症による搬送が増えているそうです。
その理由として、大きく3つの理由があげられます。

①気温の上昇
昔に比べて、暑くなったと感じる人は多いのではないでしょうか。
実際、ここ数十年で日本はかなり暑くなっています。

気象庁によると、日本はここ100年で1.2℃、都市部では
ヒートアイランド現象の影響もあり3.2℃も平均気温が上昇しています。

これにより、最高気温が30℃を超える真夏日、35℃を超える猛暑日が珍しい
ものでなくなり、気温が体温を超える日が普通になってしまいました。

先述のとおり、気温が体温を超えると体外にうまく熱を逃がすことが
できなくなり、熱中症のリスクが高まります。

②生活環境の変化
最近の建物はほとんどが鉄筋コンクリートでできています。

鉄筋コンクリートの建物は、昔ながらの木造建築に比べて、
風通しが悪く、熱をため込みやすい特徴があります。

もちろんエアコンをうまく使えば熱中症を防げます。
しかし、夜寝るときはエアコンをつけない人もいるのではないでしょうか。

鉄筋コンクリートは昼間に蓄えた熱をそのままため込むため、
夜になっても室内の気温は下がりません。

その状態でエアコンを使用せずに寝ると、
じわじわと体温が上がっていき、熱中症のリスクが高まります。

こうした現代建築事情も、熱中症を引き起こす大きな原因になっています。

③生活習慣の悪化
ストレスを受けやすい現代、食生活の乱れや、睡眠不足に悩む人は多いです。
また、ストレスにより飲酒量が増えることもあるかもしれません。

生活習慣の乱れによって体調をくずしたり、体力がなくなったりすると、
結果熱中症が起こるリスクが高まります。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃コロナ禍でさらに注意すべき点は?
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

上記に加えて、新型コロナウイルスの予防に、
熱中症を引き起こす原因があります。

そう、それはマスクです。
コロナ禍において、マスクは必須アイテムになりました。

感染症予防には必要不可欠ですが、マスクの着用によって
熱中症を引き起こす可能性が高くなるのも事実です。

具体的には次の負担が身体にかかります。

・心拍数、呼吸数の増加
・血中二酸化炭素濃度が高くなる
・体感温度が上昇する

いずれも熱中症の危険性を高めます。

汗をかいて暑いと感じるときよりも、
マスクによる熱中症はじわじわと体温と心拍数が上がっていくので、
自分の変化に気づきにくいという特徴があります。

しかし、マスクを外して外出するわけにもいきません。

コロナ禍の夏、感染症予防をしながら、
うまく熱中症を予防するにはどうすればいいのでしょうか。

最後に、「今時の職場における熱中症対策」について
まとめたいと思います。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃今時の職場における熱中症対策
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

熱中症を予防するためには、定期的にマスクを外すことが有効です。

周りの人と十分に距離がとれる(最低2メートル)場合は、
マスクを外すようにしましょう。

飛沫の感染予防を防ぐためのものなので、
人と話さないときも外して問題ありません。

また、マスクをしているときは、極力激しい運動や負荷のかかる作業は
やめて、のどが渇いていなくても十分に水分をとるようにします。

マスクの効果で口元がうるおい、渇きに気づきにくくなることもあるため、
時間を決めて定期的に水分補給をするのが効果的です。

そして、気温、湿度をうまくコントロールすることも不可欠です。

湿度を気にされる方が少ないかもしれませんが、湿度75%を超えると、
熱中症のリスクが高まります。

気温と同じくらい、湿度にも気を使う必要があるのです。

職場によっては炎天下で仕事をすることもあるでしょう。

水分と塩分をしっかりとって、人のいない所ではマスクを外して休憩する、
そして可能なら涼しい室内に移動することを意識するようにしてください。

少しの心がけでリスクを軽減できます。

まだまだ暑い日が続きます
周りの環境と自分の体調を整えて、うまく夏を乗り切りましょう。

 

労務管理事務所 フォージョウハーフ
労務コンサルタント 石橋
———————————————————————————————————-
「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフ
【社会保険労務士】日比野大輔
【URL】http://www.4jh.jp/
【E-Mail】support@4jh.jp
【電 話】06-6945-5550
———————————————————————————————————-