Vol.176【ソーシャルビジネス】
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川相いい仕事マガジン vol.176
発 行:川相商事株式会社
Kawai Shoji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 https://e4510.jp/
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川相マガジン e4510情報 (いい仕事情報)
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川相商事株式会社は、経済産業省より「健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)」の
認定を受けたことをお知らせいたします。
当社が「健康経営優良法人」に認定されるのは2022年以降3年連続となります。
健康経営優良法人認定制度とは、
地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、
特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
今後も健康経営の取り組みを継続して、従業員の健康維持・増進に努めてまいります。
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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ソーシャルビジネスについて
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いつもメルマガをご愛読いただき、どうもありがとうございます。
労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています石橋と申します。
ここ数年、社会は大きく変化しています。
社会が変わると様々な価値観が変わりますが、
働く意味や目的も大きく変容しているように感じます。
その中で、「社会の役に立ちたい」と考える人が多くなったと聞きます。
社会課題の解決とビジネスは両立できるのか。
今回は、「ソーシャルビジネス」を考えてみようと思います。
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ソーシャルビジネスとは
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ソーシャルビジネスとは、「社会問題解決」を目的とした事業で、
「子育て」や「貧困」、「環境問題」や「地方活性」など、
様々な領域で社会貢献を目的とする取り組みのことです。
ソーシャルビジネスの大きな特徴として
「寄付金などの外部資金に頼らず自社で事業収益を上げることで
継続的な社会支援を可能にしている点」が挙げられます。
皆さんの働く目的は何でしょうか?
「お金をたくさん稼ぎたい」「将来の夢を叶えたい」など、
人によって答えは違うと思います。
中でもとりわけ10~20代の若者は
「仕事を通じて人や社会の役に立ちたい」と考える人が多いようです。
ソーシャルビジネスはまさにこのような考えで経済活動を行うことを指します。
最近、「SDGs」という言葉を耳にする機会が増えました。
貧困や教育、環境問題など、「持続可能な社会」の実現のために掲げられた
我々が取り組むべき17の目標のことで、2030年までの達成を目標にしています。
これがまさしくソーシャルビジネスの目指すゴールと言えます。
素晴らしいことだと思います。
世界中の人たちが幸せに暮らすことができる社会に向けて
どの企業も取り組むべきものだと感じますが、
儲からないから後回しになっている、そんな印象を受けます。
果たして経済活動と社会課題の解決を両立することは不可能なのでしょうか。
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ソーシャルビジネスの具体例
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この両立は決して不可能な事ではありません。
多くの企業が「会社の利益」と「社会課題解決」を両立させています。
それではここで、ソーシャルビジネスの具体例を見てみましょう。
様々な領域で社会課題の解決を目指す、国内外4社の企業を紹介します。
【日本企業の取り組み】
◆雇用問題への取り組み
・株式会社M社
こちらは途上国6か国で生産したバッグやジュエリー、衣類を国内で販売する会社で、
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」というビジョンを掲げ
2006年にバングラデシュで事業をスタートしました。
素材や人材をすべて現地で調達し、現地スタッフを育成して工場長にすることで
地域の雇用機会の創出や経済活動の活性化に取り組んでいます。
◆環境問題への取り組み
・H電力
環境に配慮したCO2ゼロの自然エネルギー100%の電気を作り出す電力会社です。
従来の電気会社からこちらに切り替えることで火力発電に伴うCO2を削減することができ、
地球温暖化問題に貢献することができます。
◆教育問題への取り組み
・株式会社S社
平成25年に福岡で始まった無料の学童保育を行う会社です。
大学生のボランティアの協力で地域の子どもたちに勉強を教えたり
職業体験などのイベントを実施したりしています。
子どもたちが自ら行動し、想像できる「生きる力」をサポートすることで、
地域住民の活力向上も推進しています。
【海外企業の取り組み】
◆貧困問題への取り組み
・G銀行
こちらはバングラデシュの銀行の取り組みです。
無担保少額融資を取り扱うことで、
事業資金を貸し、自立を促す小口金融に取り組むことで
毎月1〜2ドルほどで生活する貧困層の生活水準を改善することに大きく貢献しました。
同行を設立したムハマド・ユヌス氏は貧困撲滅と平和構築の功績から、
2006年にグラミン銀行とともにノーベル平和賞を受賞しています。
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社会課題を解決するカギ
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企業として多くの取り組みが行われていることがお分かりいただけたかと思います。
では、私たち個人にできることは何でしょうか。
いうまでもないですが、企業は人の集まりでできています。
そこに集まる人たちが一人一人力を発揮することで
企業として大きな利益を生むことができます。
私たちがすべきことは「自分が持つ力を仕事に活かし、全力で取り組むこと」だと考えます。
なにか特別なことをするのではなく、与えられたことに真面目に取り組む、
そして一人一人が少しの思いやりを持つことで、
社会が明るく開けていくのではないかと感じます。
話が変わりますが、「機能美」というものがあります。
製品はその使いやすさを追求することで、自ずと美しくなるというものだそうです。
私はソーシャルビジネスについて考えたとき、この機能美の話を思い出しました。
社会課題もビジネスがうまくいき、社会が良い方向に回りだしたときに
一つ一つのしがらみが解けていくように、自ずと解決されるものではないかと思うのです。
そのためには、働く一人一人が真面目にコツコツと働くこと。
その目的が「社会課題の解決」でなくても、皆が全力で仕事に取り組むことで
解決できる課題もあるのではないかと考えます。
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私たち一人一人にできることは
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江戸時代に多くの事業再生案件を実現させた二宮尊徳は
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」と説きました。
人の心のない経済活動はしてはいけない、ただ良心だけのボランティアであっては
事業を長く続けることはできないという意味です。
この言葉からもわかる通り、本来ビジネスとは「経済活動」と「社会問題の解決」の
両方の実現を目指すことを指すのかもしれません。
そして、それが実現する世の中が健全な社会であると感じます。
一人一人の幸せ、世界平和の実現のためには
皆が自分の実力を仕事に100%つぎ込むこと、
その結果として健全な利益を得ることではないでしょうか。
社会の課題は多く、途方もなく大きな目標のように聞こえますが
一人一人が謙虚に、自分のやるべきことにコツコツ取り組むことが
世界平和のための近道なのかもしれません。
労務管理事務所 フォージョウハーフ
労務コンサルタント 石橋
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフ
【社会保険労務士】日比野大輔
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