Vol.178【南海トラフ地震】
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川相いい仕事マガジン vol.178
発 行:川相商事株式会社
Kawai Shoji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 https://e4510.jp/
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川相マガジン e4510情報 (いい仕事情報)
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今年度より受講を希望する社員を対象に、
従業員のスキルUPにつながる研修を企画し、開催しております。
第一回目では「QCストーリーに基づく自職場改善」を行い、
今月の第2回目では、総務課の課長が講師となって「労働基準法」に
ついての研修を行いました。
引き続き、従業員にとって価値ある研修を実施していきます。
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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地震に備える~防災グッズ常備のすすめ
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いつもメルマガをご愛読いただきありがとうございます。
労務管理事務所フォージョウハーフでコンサルティングをしています武内と申します。
突然ですが、家に防災グッズ常備していますか?
お水、缶詰など普段から使えるものなら、置いている人もいるかもしれません。
いつでも避難できるよう、準備している人は、どれくらいいるでしょうか。
近頃、「南海トラフ地震」という言葉をよく目にします。
SNS等を検索すれば「地震対策グッズ」「防災グッズ」がたくさん出てきます。
いざというときにすぐ避難できるように、
今回は南海トラフ地震について取り上げていきます。
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巨大地震発生のメカニズム
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そもそも南海トラフとは、海底にある溝状の地形を形成する地域です。
地形を形成する2枚のプレートが、年間数cm沈み込むことで、
プレートの境界にひずみが蓄積されています。
片方のプレートが引きずり込みに堪えられなくなり、
限界に達して跳ね上がることで発生する地震が「南海トラフ地震」です。
太平洋側の地域がこの南海トラフ地震の影響を受けます。
この地域は、「地震対策特別強化地域」として指定されています。
津波高3m以上、最低30㎝以上の浸水が、
地震発生から30分以内に生じる可能性があり、一刻を争う事態となります。
30cmと聞くと、高さが無いように感じますが、
油断すると簡単に巻き込まれてしまいます。
津波の速度は想像よりずっと早く、
2010年のチリ地震の津波は平均時速が770kmでした。
なんと新幹線の倍の速さです。
地震が起きた時、発生時の行動を決めておくことがとても大事になってきます。
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歴史から学ぶ
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南海トラフは震源域から東西で分かれており、
別々に動くこともあります。
この東西の地震発生の時間差が、いま研究者の間で問題になっています。
大地震の前後に、内陸で誘発地震が起きるおそれがあるからです。
大地震は約100年間隔で起きており、前回からすでに78年がたったいま、
いつ起きてもおかしくない時期に入り始めているのです。
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江戸時代の災害対策
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地震などの自然災害は今に始まったわけではなく、
昔からずっと起こっていました。
では、どのようにして対策していたのでしょうか。
江戸時代では、木造建築物が多く、空気も乾燥していました。
「火事とけんかは江戸の華」と言われるほど、火災が起きることが多かったそうです。
火事が起きると、「火消し」と呼ばれる分厚い半纏を着た人たちが、
道具を使って周りの家も含めて取り壊していました。
中でも「まとい」と呼ばれるリーダーが、
火事の一番近くの屋根の上で、旗を振り回して皆に火災を知らせていました。
自分の家が燃えていても皆、喜んで取り壊します。
なぜ、自分の家を喜んで取り壊すのでしょうか。
江戸には「お救い小屋」と呼ばれる仮設避難所がありました。
そこには、壊した家をすぐに復旧できるよう材料がストックされ、
建設方法もマニュアル化されていたため、家が建つまで時間はかかりません。
また、自然災害が起きると当日から炊き出しも行われていました。
家を取り壊しても、生きていくのに困ることはないわけですから、
みな喜んで自分の家を壊します。
今の日本と比べてみるとどうでしょうか。
昔の方が発展していると思いませんか?
今ですと約1週間分の食料は自分で確保しておかなければなりません。
国が復旧に動き出せるのがそれくらいだと言われています。
次の日には食料がでるなんて到底考えられませんよね。
江戸時代の住民自治はとてつもなく発展していました。
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現在の防災都市
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和歌山県那智勝浦町の自治体が近い取り組みを行っています。
この地域では、地震による津波は、
地震発生から3分後に最大18メートルもの高さになるといわれています。
なので、町の一番高いところに防災倉庫が設置され、食料、設備が整っています。
災害が起きたその日から生活できるように整備されています。
形は変われど、江戸時代の住民自治と同じものを感じますよね。
自分たちの生活は自分たちで守ろうと、
避難計画を立て、設備を整え、非常時に対応できるようになっています。
火災の多かった江戸でも、限られた条件の中で、改善を行い続け「防災都市」と
呼ばれるほどの町になりました。
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最後に
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地震や災害に備えることは非常に重要ですし、
その時にどういった行動を取るかで生死を分けてしまうので、
地域の活動に参加し、事前に取り決めなどを行っておくことが必要です。
勝浦町は高齢者の多い地域ですから、誰もが素早く避難できるように、
何度も何度も改善を繰り返し今の形になっています。
誰かのために最善を尽くす、そして欠点を探してそれを改善していく。
みんながそれぞれの良心に基づいて、ここまで発展してきました。
今も昔も何をすべきかは変わっていません。
日頃から周囲の人とコミュニケーションを取り、
非常時でも助け合えるような関係を築いていき、
いざというときに備えておこうと思います。
労務管理事務所 フォージョウハーフ
労務コンサルタント 武内 投人
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフ
【社会保険労務士】日比野大輔
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