Vol.196【社員のライフ&キャリア支援について】
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川相いい仕事マガジン vol.196
発 行:川相商事株式会社
Kawai Shoji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 https://e4510.jp/
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川相マガジン e4510情報 (いい仕事情報)
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ここ数年、ニュースでも毎日のように「人手不足」という言葉をよく聞くようになったと思います。
そんな状況の中で、当社は新規採用、中途採用、新卒採用など、
人材確保の取組みを日々試行錯誤しながら進めています。
先月は、来年高校を卒業予定の当社応募者に対して、学科試験と面接を実施しました。
時代と共に、人の働く価値観や企業選びも変化しています。
当社は今後も経営理念を柱に、固定概念に縛られず、
地域の人、社会から求められる企業を目指していきます。
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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社員の未来を応援する:人生100年時代のライフ&キャリアデザイン
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いつもメルマガをご愛読いただき、どうもありがとうございます。
労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています酒井と申します。
最近、企業の経営者や人事の方から
「65歳以降の社員のマネジメント、どうしたらいい?」というご相談を受けることが増えました。
確かに平均寿命は伸び、70代も現役という時代。
けれど、「じゃあ、会社としてどうすればいい?」という問いには、
まだまだ模索中の企業も多いようです。
今回は、そんな人生100年時代における“社員のライフ&キャリア支援”について、
私たちがご提供している「ライフデザイン研修」の内容も交えながらご紹介したいと思います。
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ライフデザイン研修 3つの柱
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ライフデザイン研修は、50歳前後を迎えた社員が現在の自分を棚卸しし、
60歳以降の為に、今何を準備するかを明確にするプログラムです。
主なコンテンツは以下の3つ。
①マネー・ライフプランを知る
②リスキリング(キャリアの棚卸し_自分の強み・弱み・課題を知る)
③健康な自分をつくる
これらを丁寧に見ていくことで、漠然とした将来の不安を払拭する事ができます。
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年金って本当に足りないの?マネー・ライフプランの現実
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第一の柱「マネー・ライフプランを知ること」。
65歳以降、入ってくるお金、必要なお金をシミュレーションします。
特に、年金を中心に公的なお金がいくら貰えるかを試算してみるのです。
そうすると、参加者の方からは
『直視したくないなぁ』『年金なんて破綻しているのでは…?』といった声も聞こえてきます。
確かに、日本は急激な少子化の為、年金が創設時の設計では立ち行かなくなり
受給額は大幅に減少しています。
しかし、日本の年金制度は、世界的に見ると非常に優れており、
必ず掛け金以上の金額が受給できる制度です。
年金は貰えるのです。
とはいえ、年金額だけでは不十分だ、というのが実情です。
また、シニアの家計を考える上では、配偶者の有無、マイホームの有無などが大きく影響します。
そういった事を一人ひとりシミュレーションしていきます。
結果、具体的な状況が見えてきます。
多くのケースでは、「月10~15万円を年金とは別に稼げば、
無理なく暮らせる」というのが現実的なラインです。
漠然と不安な状態から、具体的にどれくらいの事をすればいいかがわかってくるのです。
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未来の働き方を考える:キャリアの棚卸しとリスキリング
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次に大切なのが「キャリアの棚卸しとリスキリング(学び直し)」です。
自分のこれまでのキャリアを振り返り、
「私の強みって?」「これから身につけたいスキルは?」を考えます。
そして、どうすれば65歳以降、
「月10~15万円を年金とは別に稼ぐ」事を実現できるか
具体的に描いていきます。
再就職に有効な資格やスキルを身につけたり、
請負で仕事を続けられるように環境を整えたり、、様々です。
ポイントは、専門スキルだけでなく
「デジタルスキル」と「コミュニケーションスキル」。
この二つが働き続けるカギです。
65歳以降働くという事は、『自分より若い人に使ってもらう』事。
今や、PCやスマホの基本操作、ZoomやTeamsの使い方、SNSでの情報収集は必須。
また、一緒に仕事をする上での円滑なコミュニケーション、交渉・折衝スキルも重要です。
つまり“めんどくさくないシニア”であることが大切です。
これ、けっこう真理なんですよ。
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健康こそがキャリアの土台
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3つ目の柱は「健康」。
どんなにキャリアやスキルがあっても、体がついてこなければ意味がありません。
実際、50歳を過ぎたあたりから体調の変化を感じ始める方も多いですよね。
当事務所では、運動や栄養のアドバイスも含めた健康サポートも行っています。
「キャリア支援に健康?」と思われるかもしれませんが、これが本当に大切。
健康であることこそ、長く働き続ける最大のスキルなんです。
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ライフデザインは若手にも効く
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この「ライフデザイン研修」、実は50代だけじゃなく、新入社員や若手にも好評です。
キャリアの早い段階で“ライフプランの視点”を持つことで、
自分がどんなスキルを身につけたいのかが見えてきます。
また、安易な転職に走らず、自分のキャリアにじっくり向き合えるようになるんです。
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50歳になったら、一緒に未来を描こう
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最後にお伝えしたいのは、「50歳前後で、会社と社員が一緒に未来を描く」ことの大切さです。
社員が60歳を迎える頃、「この人にはどう活躍してもらおう?」と慌てて考えると、
おのずと選択肢は限られてしまいます。
早くから準備を始めておく事が肝要です。
ライフデザインの取り組みをした結果、65歳以降
若手にはない経験と技術で活躍し続ける人、
社内の相談役や育成担当として頼られる人、
新たな資格を得て別の道で花を咲かせる人…
成功例は本当にさまざまです。
人生100年時代、社員のライフ&キャリア支援は、企業の大きなテーマになりつつあります。
社員の未来を応援することは、企業の未来を作る事。
ぜひ皆さんの会社でも、“今の社員”と“未来の社員”の両方に向けた仕組みづくりを、
一緒に考えていけたら幸いです。
※弊所では「ライフデザイン研修」を実施しており、また、参考事例もございます。
ご興味ある場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ
労務管理事務所 フォージョウハーフ
人事労務コンサルタント 酒井
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフ
【社会保険労務士】日比野大輔
【URL】http://www.4jh.jp/
【E-Mail】support@4jh.jp
【電 話】06-6945-5550
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