Vol.201【物価上昇】

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川相いい仕事マガジン vol.201
発 行:川相商事株式会社
Kawai Shoji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 https://e4510.jp/
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川相マガジン   e4510情報 (いい仕事情報)
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今年も新年度を迎え、新入社員や学生の皆さんの活動が本格化する時期となりました。

特に本年4月より、自転車利用に関するいわゆる「青切符制度」がスタートし、
これまで以上に交通ルールの遵守が求められるなど、交通環境にも変化が見られます。

しかしながら、依然として自転車が車道に飛び出してくるなどのリスクがあり、
車両側においても、これまで以上に周囲の状況を予測した安全運転が重要です。

当社におきましては、こうした状況を踏まえ、安全衛生委員等通じ、
安全運転意識向上と予測運転の徹底について周知、啓発を行っております。

今後も、社員一人ひとりの安全意識を高めながら、
事故防止に向けた取り組みを継続してまいります。
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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
  社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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  今後の物価上昇について
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いつもメルマガをご愛読いただきありがとうございます。
労務管理事務所フォージョウハーフでコンサルティングをしています岸田と申します。

ここ数年、物価上昇が続いています。
食品や光熱費、物流費などあらゆるコストが上がっており、
総務省の統計データによると消費者物価指数もこの数年は毎年3%ほど上昇しています。

顧問先の経営者の方とお話ししていても、
「利益が圧迫されている」
「価格転嫁が難しい」
といった声をよく耳にします。
この物価上昇は一時的なものではなく、
これからの経営の前提となる可能性が高いと感じています。
では、この環境の中で企業はどのように対応すべきなのでしょうか。
今回は、今後の物価上昇による影響とその対策について原稿を進めてみます。
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  物価上昇が企業に与える影響
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まず、物価上昇により、企業にはさまざまな影響が出ています。
・原材料費の上昇
・外注費、物流費の増加
・光熱費の上昇
これらが積み重なり、利益をじわじわと圧迫します。
さらに重要なのは、人件費への影響です。
生活コストが上がれば、当然世間の賃上げ圧力が強まります。
つまり企業は、
コスト増 × 賃上げ圧力という二重の負担に直面することになります。
この構造は、一過性の問題ではなく、今後も続いていく可能性が高いと考えられます。
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  単純な賃上げでは乗り越えられない?!
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この状況に対して、一時的に賃上げをするだけでは持続しません。
必要なのは「頑張ること」ではなく、
仕事のやり方そのものを見直すことです。
同じ人数、同じ時間で、
今のやり方は本当に最適なのか。
無駄な作業や、属人化している業務はないか。
その問いを避けて通ることはできません。
そして実は、この「仕事の見直し方」について、
日本はすでに一つの答えを持っていました。
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  なぜ日本は復活できたのか ― TWIの存在
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日本は第二次世界大戦で敗戦し焼け野原になってしまいます。
資源もなく、ゼロに近い状態からスタートしました。
それにもかかわらず、世界第2位の経済大国へと成長しました。
これは、「ジャパニーズミラクル」「東洋の奇跡」と呼ばれています。
その背景の一つにあるのが、TWI(Training Within Industry)と言われています。

TWIは昭和25年頃からトヨタなどで導入され、
70年以上、一度もやめられることなく続いてきた教育体系です。

ここで重要なのは、「優秀な人がいたから復活できた」のではないという点です。
むしろ当時の現場にいたのは、ごく普通の人たちでした。

では、なぜそれでも日本は成長できたのか。
その理由の一つが、普通の人でも一定の成果を出せる仕組みをつくったことにあります。
TWIでは、誰が教えても、誰が実行しても、
同じレベルで再現できるように設計されています。

研修講師も立つ位置、話す順番、伝える内容まで決められており、アドリブは許されません。
一見すると不自由に感じるかもしれませんが、
これは逆に言えば、属人的な能力に頼らず、組織全体の力を底上げするための仕組みだと言えます。
特別な人材がいなくても、現場のリーダーが人を育て、改善を積み重ねていく。
その小さな積み重ねが、結果として大きな競争力となり、日本全体の成長を支えていきました。
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  TWIの4つの柱(JR・JI・JM・JS)
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TWIは4つのプログラムで構成されています。
●JR(Job Relations:人の扱い方)
 人間関係の問題をどう扱うか。
 部下との信頼関係を築き、問題を未然に防ぐ考え方。
●JI(Job Instruction:仕事の教え方)
 仕事を正確に、早く、安全に教える方法。
 誰が教えても同じレベルで伝わる仕組み。
●JM(Job Methods:改善の仕方)
 作業を分解し、ムダを見つけ、より良い方法に変えていく。
 小さな改善を積み重ねる考え方。
●JS(Job Safety:安全の確保)
 事故を防ぐための考え方と行動。
 安全はすべての前提であるという考え方。
これらは特別なものではなく、習得できる技能(スキル)であると考えます。
練習や訓練をすることによって、誰でもできる形にしたものです。
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  まとめ
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いま企業に求められているのは、まさにこのTWI的な発想ではないでしょうか。
・リーダーの育成
・仕事の標準化
・改善の積み重ね
・作業品質の向上
物価上昇という外部環境はコントロールできません。
しかし、仕事のやり方は見つめなおすことができます。
一人の優秀な人に頼るのではなく、組織全体の力を底上げしていく。
この視点が、これからますます重要になると考えます。

物価上昇という厳しい環境の中で求められているのは、
新しいことではなく、
これまで日本が大切にしてきたやり方を見直すことなのかもしれません。
これが、私はこれからの時代を乗り越える力になると感じています。


弊所では、このTWI研修をベースに、
現場で成果が出る形まで落とし込むコンサルティングを行っています。
中小企業から大企業まで、業種を問わずご支援してきた実績があります。

もしご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 労務管理事務所 フォージョウハーフ
労務コンサルタント 岸田 飛生
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 「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
 労務管理事務所フォージョウハーフ
 【社会保険労務士】日比野大輔
 【URL】http://www.4jh.jp/
 【E-Mail】support@4jh.jp
 【電 話】06-6945-5550
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