実務編 Vol.17【非正規スタッフに対する配慮ある対応-その5】
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平成25年1月15日
川相いい仕事マガジン 実務編Vol.17
発行:川相商事株式会社 『働く喜びを感じるヒト』創造企業
担当:谷畑 有希夫
◆テーマ : 非正規スタッフに対する配慮ある対応 (担当 谷畑編)
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はじめまして、川相商事 大阪本社所属の 谷畑 有希夫 です。
川相商事では、営業を担当しております。
今年、最初の川相いい仕事マガジン【実務編】です。
遅ればせながら、今年も宜しくお願い致します。
昨年末に、政権交替があり、『第2次安倍政権』が発足しましたね。
日本経済再生に期待したいです。
―【非正規スタッフに対する配慮ある対応】―――――――――――
『非正規労働者の健康管理』
昨今、派遣労働者をはじめパート、アルバイトと
さまざまな雇用形態の労働者は増え、
平成22 年調査※では労働者における非正規労働者を
占める割合は34.3%という結果がでています。
(※平成22年 総務省「労働力調査」)
一方、事業場では職場のメンタルヘルスや
過重労働など労働衛生の課題に対し、
日夜対策を実施していることと思いますが、
増加している非正規労働者の健康管理となると
実際のところはさまざまな問題が見受けられます。
非正規労働者は相対的に危険・有害な業務に
就かされることが多いにもかかわらず、
予防のための安全衛生教育は不十分である
場合が多いのです。
実際、すでに厚生労働省からも、非正規労働者の方が
数倍に労働災害が多いことを発表しています。
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☆私の担当先S工業様での話です。
当社の派遣労働者Nさん(50代男性)は、
金型の洗浄作業に従事していましたが、
薬傷を負い、3ヶ月間の休業を余儀なくされました。
しかし、S工業様の親身のある対応、派遣元と派遣先の
連携により、現在は、職場復帰を果たし、
毎日、頑張っておられます。
確かに派遣労働者の健康管理の仕組みは
他の業界よりも込み入っていると思います。
個人情報という名のもとでは、健康に関するデータの
やりとりも単純ではなく、派遣労働者の健康管理は、
派遣元と派遣先の連携がなくては成り立たないのが現状です。
派遣元と派遣先の産業保健スタッフの協力があって
初めて派遣労働者の健康管理がスムーズに進められます。
(※産業保健スタッフとは、産業医・衛生管理者・保健師などを
指しますが、広くは、産業カウンセラー・臨床心理士も入ります。
最近では、人事労務担当者も含まれている場合が多いです。)
昨年の10月に改正派遣法が施行されましたが、
その目的には「派遣労働者保護のため」が明記されています。
派遣先の理解、派遣元との綿密な連絡・連携、
さらに自己管理という3つが派遣労働者の
健康づくりのキーワードだと考えます。
◇◆◇最後に、クイズです。◇◆◇
Q.派遣労働者が派遣先事業上で休業4日以上の労働災害に
被災したとき、労働者死傷病報告の提出義務を
負っているのは、次のうちどれか?
(1)派遣元事業場のみ
(2)派遣先事業場のみ
(3)派遣元事業場あるいは派遣先事業場のいずれか一方
(4)派遣元事業場と派遣先事業場の双方
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正解は、(4)です。