Vol.161【東洋型マインドの鍛え方】
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川相いい仕事マガジン vol.161
発 行:川相商事株式会社
Kawai Syouji Group
『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 https://e4510.jp/
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川相マガジン e4510情報 (いい仕事情報)
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ここ数年、時代の流れの速さをひしひしと感じている今日この頃でございます。
今年は、弊社もZ世代の人材が数名入社し、業務だけでなく社内改革にも取り組んでいます。
今、そして、これからの世の中の流れ、ニーズをしっかりキャッチする事、
行動していくスピード感はますます加速するものと考えております。
その為、会社の発展には、Z世代の活躍は必須です。
バブル世代、団塊ジュニア世代の社員も活躍している昨今ではありますが、
次の世代へバトンタッチをいかにスムーズに、
そして、どのようにおこなっていくかが重要と考えています。
現在、弊社は将来の会社のあるべき姿をしっかり見据え、事業展開をおこなっております。
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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東洋型マインドの鍛え方
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いつもメルマガをご愛読いただき、どうもありがとうございます。
労務管理事務所フォージョウハーフで
コンサルティングをしています酒井と申します。
今年逝去された、日本を代表する実業家、稲盛和夫氏。
京セラ・第二電電を創業し、経営破綻したJALを再建させるという偉業をなしとげた、
その基盤となった経営哲学が『京セラフィロソフィー』としてまとめられています。
『京セラフィロソフィー』は多くの経営者から指南書として支持されており、
装丁も聖書のようで分厚く、ともすると、すごい偉人伝のようにも見えますが、
しかし、注意深く読み解くと、実は、稲盛氏は若い頃、挫折経験ばかりで、ネガティブで
私達と大きくは変わらない悩み多き一青年だった事が読み取れます。
その一青年が、類を見ない成功を成し遂げるに至った
『考え方』がまとめられている『京セラフィロソフィー』ですが、
その中で稲盛氏は『心の有りよう』が極めて大切であることを多く語っています。
稲盛氏は思想家でありインドでヨガを極めた中村天風氏に私淑していたことでも知られています。
インド哲学や東洋思想を結晶化した中村天風氏の哲学は「心の有りようが、人生を支配する」としています。
中村天風氏に影響を受けた人々は多く、東郷平八郎、原敬、双葉山、松下幸之助…など
錚々たる人物が並び、
近年では松岡修造氏や大谷翔平氏も、影響を受けたと発言しています。
多くの実業家、一流アスリートが拠り所とする東洋的な考え方をヒントに、
今回は『東洋型マインドの鍛え方』をご紹介したいと思います。
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『心身一如』~体からアプローチする
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『心身一如』という言葉があります。
「心と体は本来一体であって、分けることはできない」という意味で、
人は『心身一如』になっている時は、自由自在に心と体を使う事ができると考えられています。
元は仏教の言葉でしたが、日本の武道に大きく反映されています。
仏教や日本の武道の修行では、心の成長なくして体や技の成長はなく、
また、体を整える事は、心を整える事に通じると考えられています。
つまり言い換えると、心のトレーニングは、体からアプローチ出来る、という事です。
筆者は『マインドを鍛える』と聞くと、なにか難しそうで身構えてしまいますが、
体を整える事で強いマインドに近づいていけるならば、ちょっと、出来そうな気もしてきます。
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誰もが、自分でも驚くような力が出せる
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また、『心身一如』になっている時は、
誰でも、自分が驚くような力が出せるというのが前提です。
マインドは、鍛えて強くするものではなく、
『心身一如』の状態になれば、おのずと本来の強い力を発揮する、
その力は、自分でも驚くような力である、と、捉えられているのです。
合気道の流派の一つ『心身統一合氣道』では、この『心身一如』が体系的にまとめられ、
メソッドとして確立されています。
『心身統一合氣道』創始者、藤平光一氏は、現役時代の王貞治氏を指導し、
一本足打法を考案の上、世界的な記録達成に導いたことで知られています。
現在、継承されている藤平信一氏も米メジャーリーグを始め多くのトップアスリートを指導。
スポーツの分野だけでなく、文化・芸術、企業、学校等で指導を世界的に展開されており、
体と心を整えることで、大きな力を発揮する効果を体感したとの感動の声が多く聞かれています。
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簡単に始められるのが魅力
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世界的なアスリートや実業家が実践する『心身一如』のメソッドですが、
その手法は難しいものではなく、
誰でも簡単に始められるのが特徴であり魅力です。
藤平信一氏が昨年、『心身統一合氣道』のメソッドを、
誰でも簡単に日常生活に応用できるように解説した本を出版されています。
(心と体が自在に使える「気の呼吸」/藤平信一著/サンマーク出版)
ここには、
心を整えるための『体からのアプローチ』が、多く記載されています。
ものすごくわかりやすいので、ご一読をオススメいたしますが、
ここでは簡単に、その内容をご紹介します。
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目指すのは『リラックス』
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さて、心を自由自在に使うために、体はどのような状態であればいいのか。
それは『リラックス』した状態なのです。
言い換えれば、体の余計な力を完全に抜いた状態です。
前述の藤平信一氏の著書によると、多くの人は体に力が入りすぎで、かつ、
それを自覚していないそうなのです。
筆者も、デスクワークが多く、すぐに肩が痛くなりますが、
確かに普段それを当たり前だと感じています。
これを、いつでもリラックス出来るように訓練していくのです。
まず、正しい立ち方が紹介されています。
つま先立ちになり、バランスが取れたら、ゆっくりかかとをおろします。
そしてそのまま動かず、静かに立ちます。
これがリラックスした状態です。
普段、私達はどこかに力を入れて立っており、
この状態だと、すこし押されただけで簡単にふらついてしまうのです。
しかし、この正しい立ち方をすると、強く押されても、まったく体はふらつかなくなります。
この状態だと、重いものを持っても重さを感じなかったり、
自分より体の大きい人を簡単に押しのける事が出来たりと、
まさに自分でも驚くような力が出せるのです。
そして、この時、心も本来の落ち着いた状態、
つまり『強い心』の状態にあるのです。
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『気』の滞りを解消する
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『心身統一合氣道』では、『気』という考え方を根幹としています。
藤平光一氏は『気』の性質を『海の中の水を手で囲うようなもの』と例えています。
天地が海だとしたら、私たちは天地に満たされている海水の一部を手で囲い、
それを自分だと認識しているというのです。
また水は、流れていれば腐りませんが、コップの中だと腐ります。
これは『気』も同じです。
『気』が滞ると、体には『凝り』として現れ、果ては病気となってしまいます。
心には『迷い』として現れ、弱りやすく、果ては・メンタル不全、となってしまします。
つまり、心を強く保つには、気の滞りを解消する事が有効なのですが、どうすればいいのか。
それには、滞った気を外に向けて発し、天地自然の気と交流させると良いそうなのです。
具体的には、散歩をする・日光を浴びる・夜空を見上げる・温泉に浸かる・植物の世話をする・
ペットと戯れる…など。ちょっとした事で気の滞りは解消するそうです。
他にも、休養する、友達とおしゃべりする、カラオケで歌う、スポーツで汗を流す、お笑い番組をみて笑う…。
どれも楽しそうなものばかりですが、
気が出ている状態は『気持ちいい』と感じる事がポイントだそうです。
『気持ちいい』状態を作ることがマインドを整えることになるならば、
筆者は、がぜんやる気が湧いてきます。
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まずは、睡眠から…
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また『気を補充』する方法として、睡眠はとても大切だと捉えられています。
ポイントは、寝る前にマイナスな事を絶対に考えないこと。
好きな音楽を聞いたり、寝室の環境を好きなインテリアに整えたりと、
ちょっとした工夫として取り組めそうです。
メンタルヘルスが重要視されている昨今、私達の現場でも
『心を鍛える・整える』必要を感じているとの声を聞くことも少なくありません。
そんな中、体からアプローチできる『東洋型マインドの鍛え方』は
取り組みの最初の一歩としてのヒントになるのではないでしょうか。
まずは、睡眠から。
今夜ぐっすり眠れるように、ちょっとした工夫から初めて見られてはいかがでしょうか。
労務管理事務所 フォージョウハーフ
労務コンサルタント 酒井
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「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
労務管理事務所フォージョウハーフ
【社会保険労務士】日比野大輔
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